アーキテクチャ
NSD 3.xのアーキテクチャ
NSD 3.xのアーキテクチャの概念図を示します。
NSDは、BINDの独自拡張である$GENERATEディレクティブを除いてBINDと互換のゾーンデータファイル(群)をzonec(ゾーンコンパイラ)というコマンドで処理し、nsd.dbというデータファイルを生成します。
NSDはテキスト形式の、個々のゾーンデータファイルではなく、nsd.dbを読み込んで動作します。
NSD 3.xでは、セカンダリとして動作しているゾーンについてマスタから新しいゾーンデータをゾーン転送した場合、オンメモリのデータを更新するとともにixfr.dbというファイルに書き出し、nsd-patchというコマンドで、ixfr.dbに書き出されている内容を、ゾーン転送とは非同期にゾーンデータファイルに反映します。
NSD 2.xとの相違点
NSD 2.xでは外部プログラムを用いてnsdとは非同期に入り方向のゾーン転送を行っていましたが、NSD 3.xではnsd自身が入り方向のゾーン転送を行うようになりました。
そのため
- cronでnsdc update(serialのチェックと必要に応じた一連の処理)を起動する必要はなくなりました。
- SOAの各フィールドやマスタからのNOTIFYを無視せず、動作に反映されるようになりました。
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Last update: $Date: 2018-10-21 16:09:48 +0900 (Sun, 21 Oct 2018) $