心配していた時差ボケはまるで平気で、月曜の朝に目覚し時計で目がさめました。 特別寝不足の気分でもなく、普段の朝と同じ気分です。 中島さんはどうも時差ボケしたようでした。まぁとにかく、ホテルのロビーで 普段は食べない朝ご飯を食べて出発です。
ホテルは予約が遅かったせいで街のはずれのボロホテルで、 ショーの会場は街中なので、車で会場のそばまで行きました。 2人のチュートリアルの会場が別なんで、まずはぼくのチュートリアルの 会場のホテルまで送ってもらって、 初日だけは、と、昼ご飯の待ち合わせの約束をして、そこから先は単独行動です。 お昼に約束のロビーでしばらくうろうろしていると、 "Ask Me!"と書かれた帽子(なんてストレートなんだろう :-)をかぶった 案内係のおばちゃんに声をかけられたんで、
No problem, I have an apointment here.
と答えると、なにやら英語をほめてくれたようでした。 しばらく待っても中島さんが現れないんで、玄関を出て、中島さんが現れるはずの 方向を見ていると現れたので、一緒にマクドへ行きました。 注文はすんなりできたんだけど、
こちらでお召し上がりですか? お持ちかえりですか?
が聞き取れず、ポケッとしていたら、 (そーゆーのは、「注文はすんなりできた」とは言わん、との説もあり) 中島さんが隣のレジの前から助けてくれました。 ちなみに店員が英語でなんて言っていたかは今だに不明です。 食事を済ませて中島さんと別れ、午後の部に出ました。
たまたまぼくのチュートリアルの会場のホテルにターミナルルームがあったので、 のぞいてみると、COMPAQのATにWindowsが載っており、 残念ながら日本語は読み書きできませんでしたが、 観光地から絵はがきを送るのと同じノリで、友達何人かにローマ字で メールを送りました。
実は出発前に中島さんから、ノートパソコンを持って行けばつながせてくれるよ、 と聞いていたので、GATEWAY2000 HANDBOOKをアメリカへは持ち込んでおり、 スタッフに
漢字読みたいんやけど、ノートパソコン持って来たらつないでもいい?
ときくと、つないでもいいよ、言ってくれたようで、 さらに親切になんやかんや言ってくれたのですが、よくわかりませんでした。 まぁ、とにかく、
I'll bring it tomorrow. Thank you.
とかなんとか言って、教室に戻りました。
午後の部が終って、 ホテルの売店で絵ハガキを買ってから待ち合わせの場所へ向かいました。
(泊まっている方の)ホテルに戻り、荷物を置いて、車で食事へ出かけたのですが、 中島さんが
今日はくたびれたから日本食にしよう
と言うんで、中藤(「なかとう」と読む)日本料理屋へ行って、 刺身と寿司を食べました。 刺身はともかく、寿司なんて日本でもお昼の定食しか食べないのに…。
火曜日は午前の休憩時間に友達に(当然、日本の)ハガキを書いて、 お昼に郵便局へ行きました。 ホテルの人に
Excuse me, Where's the nearest post office?
と聞くと、色々と言ってくれているんですが、例によってさっぱりわからないので、
I'm not good at English conversation, please draw...
とメモとペンを差し出すと、なにやら描いてくれたので、
Is there McDonald's humberger shop here?
と昨日のマクドの場所を指すとYesって言うんで、
Okey, I see. Thank you for your kindness.
ってな事を言って、逃げるように郵便局へ向かいました。 教えてもらった辺りへ行って、しばらくうろうろしてみたんですが、 どうも見当たらないんで、あっちかな? と道を渡ってみても やっぱり見当たらなかったんですが、その代わり、お巡りさんを見付けたんで、 教えてもらって…と言っても指をさしている向きと、かろうじてききとれた bus stopという言葉だけが鍵だったんですが、結局最初の場所にありました。
郵便局の窓口で、
I want to send this postcard to Japan via air.
と言うと、50と言うんで、まさか50セント(だいたい50円)とは思わず、 100ドル札を出すと、何やら多すぎるとか言っているらしいんで、 財布の中のお札を全部見せると(不用心なんで、こんな事すると危険だと思います) 1ドル札をとって、50セントのおつりと切手をくれました。 で、その切手をハガキに貼って、ポストに入れました。 その後、どうせファストフードなら、せめて店を変えよう、と バーガーキングへ行きました。レジでセットメニューを指さして、
That's number 1.
と言って頼みました。我ながらひどいと思う…。 で、どうも飲物をきかれたらしいんで、本当はコーヒーが欲しかったんだけど、 見当たらないので、Cokeを頼んで、しばらくすると、また何かきいてるんだけど、 聞き取れないんで、2〜3回、ん? と聞き返すと、もういいわ、という顔をして レジを打っちゃいました。すると、出て来たのは…そう、「お持ち帰り」用に 袋に詰められたハンバーガーとポテトとコーラでした。 今日も昨日と同じことを言われてるのに聞き取れなかったわけですね。 ちなみに、マクドもそうだったんだけど、向こうでは、日本より小さなケチャップの 袋を無造作にひとつかみ付けてくれます。
午後の休憩時間には、GATEWAY2000 HANDBOOKを持ってターミナルルームへ行きました。 スタッフに声をかけると、 部屋の奥の机に10Base-Tのケーブルが5本ぐらい並んでいて、そこへつなげ、 ということだったんで、IPアドレスは? netmaskは? default routerは? ときくと、 スタッフも、えっとね、というような感じでCOMPAQをゴソゴソやって 調べてくれました。 ネットワークの設定をしてリブートして、会社のマシンをpingすると ちゃんと見えたので、とりあえずメールをPOPでHANDBOOKにincしました。
その日の夜は中島さんもアメリカ風の食事をする気になったらしく、 Houstonというレストランへ連れて行ってくれました。 車をHoustonへ走らせ、を、あそこだ、というところで道の向かいに 怪しい日本のお城の形をした建物がありました。なんだなんだ、と言いながら 近付いていくと、紅花という寿司と鉄板焼きの店である事が判明しました。 趣味悪いなぁなどといいながら、目指すHoustonへたどり着くと、事もあろうに満員で、 結局、紅花で鉄板焼きを食べました。 ちなみにおばさんは日本人でした。

last update $Date: 2018-10-21 16:09:48 +0900 (Sun, 21 Oct 2018) $