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i386 portでのdomain 0の構築…失敗
ハードウェアのことはよく知らないので、最初はなんの疑問もなくi386cd-5.0.isoを使ってNetBSD/i386 5.0-releaseをインストールしました。
OSのインストールは問題なく完了しました。
続いて、anonymous CVSでpkgsrcのcurrentをチェックアウトしました。
# cd /usr
# cvs -d anoncvs@anoncvs.netbsd.org:/cvsroot checkout -P pkgsrc
チェックアウトしたpkgsrcを使って、sysutils/xenkernel33、sysutils/xentools33をインストールしました。
# cd pkgsrc/sysutils/xenkernel33
# make
# make install
# cd ../xentools33
# make
# make install
sysutils/xenkernel33の生成物は/usr/pkg/xen3-kernelにインストールされます。私はNetBSD/xen環境の構築 64bit編とは違い、/usrは/とは別のファイルシステムにしたので、/usr/pkg/xen3-kernel/xen.gzを/にコピーしました。
# cp /usr/pkg/xen3-kernel/xen.gz /
i386cd-5.0.iso(を焼き付けたCD-R)からdomain 0カーネルを取り出し、/にコピーします。それから、xen.gzはgzip圧縮のままでよさそうなんですが、netbsd-XEN3_DOM0は展開しておかなければいけないみたいです。
# mount -r -t cd9660 /dev/cd0a /cdrom
# cp /cdrom/i386/binary/kernel/netbsd-XEN3_DOM0.gz /
# cd /
# gunzip netbsd-XEN3_DOM0.gz
/boot.cfgにdomain 0カーネルで起動するために、以下の記述を追加しました。
menu=Boot Xen normally:load /netbsd-XEN3_DOM0 console=pc;multiboot /xen.gz dom0_mem=256M
menu=Boot Xen single user:load /netbsd-XEN3_DOM0 -s;multiboot /xen.gz dom0_mem=256M
この状態でrebootすると…メッセージを書き留める間もなく再起動してしまい、boot.cfgのエントリをconsole=COM1と書き換えてみても、メッセージはシリアルコンソールへは行ってくれずビデオコンソールに留まったままなので、結局、正確なメッセージは記録できていないんですが、何やら
xen kernelとDOM0 kernelがmismatch
というような雰囲気のことを宣って、bootしてくれません。
目視できたメッセージの断片を手がかりにグーグってみたところ、どうやらPAEとかっていう機能の不整合が原因らしく、さらにXen 3.3はPAEが必須、一方、NetBSD 5.0のdomain 0カーネルはPAEをサポートしていない、ということみたいです。この理解の通りだとすれば、NetBSD/i386 5.0ではXenのdomain 0になれない、ということで、それじゃ、ISOイメージに入っているnetbsd-XEN3_DOM0って何のための物? どうやって動作確認したの?? と、疑問が渦巻くので、きっと私の理解のどこかに間違いがあるんだと思いますが、知識がないので、深追いはしていません。
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last update: $Date: 2019-08-16 11:45:02 +0900 (Fri, 16 Aug 2019) $
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