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amd64 portでのdomain 0の構築
i386 portでdomain 0を構築することに失敗し、さらに、どうやら問題は、現時点での自分の知識を越えた範囲にありそうなことがわかって、次の策を練るべく、いくつかのWWWページを眺めていたんですが、当初から頼りにしていたNetBSD/xen環境の構築 64bit編のページをよく読むと、このページの著者さんのハードウェアは、AMDのCPUではなくIntelのCeleron D 336 2.8GHzと書いてあるではありませんか。さらに「x86_64といわれる64bit環境をサポートする機械」とも書いてある!
なんだ、amd64ってAMDのチップだけじゃないのね、ということで、amd64 portを使ってみることにしました。「i386 portでのdomain 0の構築…失敗」と同じ作業の繰り返しです。相違点は、ISOイメージのファイル名がi386cd-5.0.isoではなくamd64cd-5.0.isoであること、このISOイメージの中のdomain 0カーネルのありかが、i386以下ではなくamd64以下であることだけです。
今度は無事、domain 0カーネルが起動しました。
/usr/pkg/share/examples/rc.dの下にインストールされたXen関係のstartupスクリプト、xend、xenbackendd、xendomainsの3つを/etc/rc.dにコピーしました。
# cd /usr/pkg/share/examples/rc.d
# cp xend xenbackendd xendomains /etc/rc.d
それから、/etc/rc.confに
xend=YES
xenbackendd=YES
の2行を追加し、
# /etc/rc.d/xend start
# /etc/rc.d/xenbackendd start
の2つのコマンドを実行しました。/etc/rc.dの下を触るのは好みではないんですが、ちょっと調べただけでは、いい方法が見つからなかったので、とりあえずこうしておきます。FreeBSDのports/packagesは、/usr/local/etc/rc.dの下にstartupスクリプトがインストールされ、それらのスクリプトもOSの起動時に/etc/rc.dの下のスクリプトと一緒に実行されますが、NetBSD 5.0では/usr/pkg/etc/rc.dの下は見てくれないようです。精査は個人的に今後の課題ですね。
それからxm listコマンドを実行すると
# xm list
Name ID Mem VCPUs State Time(s)
Domain-0 0 256 1 r----- 781.2
のようにdomain 0が動作していることが確認できました。
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last update: $Date: 2019-08-16 11:45:02 +0900 (Fri, 16 Aug 2019) $
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