periodiag

概要

periodiag(PERIODical DIAGnosis)はdaemonなどを監視し、 異常時には自動復旧を試みるツールです。 基本的な動作は指定されたプロセスが動作していることを確認し、 動作していなければ再起動を試みることですが、 external moduleと呼ばれる外部モジュールを用意することにより、 それぞれのdaemonの仕様に踏み込んだ動作確認、 例えばネットワークサービスを提供するdaemonであれば、 アプリケーションプロトコルでアクセスして正常性の確認を行い、 判定結果によってdaemonを強制終了した上で再起動することもできます。 さらにinetd経由で起動されるdaemonや、さらにはdaemon以外について プロセスが存在するかどうかは確認せずに仕様に沿った動作確認だけを行い、 異常時にはアラームを生起することもできます。
periodiag自身が何らかの理由で異常終了し、 監視が停止してしまう危険を回避するため、 periodiagは継続的には動作せずcronで定期的に起動されることを前提としており、 起動されると一連の動作確認と、異常が検知されたときには 所定の処置を行って終了します。

big brotherとの住み分け

periodiagと同様に、 定期的にアプリケーションプロトコルに踏み込んだ動作確認を行えるツールに big brotherがありますが、 periodiagとbig brotherは競合したり機能的に包含関係にあるツールではありません。
big brotherはネットワークを経由して監視対象ホストの外部から監視が行えるので、 監視対象全体に及ぶトラブルが発生しても、 big brother自体がその影響を受けることは避けられますが、 異常を検知したときに復旧を試みる機能はありません (あまりきちんと調べていないので間違いかも :-)。 一方、periodiagには異常を検知したときに復旧を試みる機能がありますが、 監視対象のホスト自身で動作するので、ホスト全体に渡るトラブルが発生したときには periodiagも巻き添えになって動作できなくなる可能性があります。

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