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主要(?)DNSサーバの比較

はじめに

独断と偏見と都合で選んだ主要(?)DNSサーバを比較してみました。

比較した実装

計測プログラム

dnsperf-1.0.0.1-1

テスト環境

ネットワーク媒体

100Base-TX

authoritativeサーバ

ハードウェア
IBM ThinkCentre M51, Pentium 4@3.2GHz(dual core) x 1CPU
OS
FreeBSD 6.2, SMP kernel
設定
rootゾーン、example.jpゾーン、example2.jpゾーンをサービス。

recursiveサーバ

ハードウェア
HP Netserver LPr, Pentium III@500MHz x 2CPUs
OS
FreeBSD 6.3, SMP kernel
設定
rootサーバは上記authoritativeサーバであるという内容のrootヒントを設定。

計測ホスト

ハードウェア
DELL PowerEdge 1950, Xeon E5335@2.00GHz x 2CPUs
OS
CentOS 5.1

観測ホスト

ハードウェア
ショップブランド Celeron@1.2GHz x 1CPU
OS
FreeBSD 6.3
備考
応答データの観測テストの一部にDELL PowerEdge 1950と併用。dnsperfによる計測には本機は用いていない。

ゾーンデータ

rootゾーン

下位にexample.jpとexample2.jpの2つのゾーンだけを持つ、the Internetとは独立した名前空間を構成。

example.jpゾーン

のA RRを含む。

example2.jpゾーン

このゾーンをBINDでサービスしてwww.example2.jpのqtype ANYをqueryすると、EDNS0を有効にすればadditionalセクションを含んだ533octetのレスポンスを返し、EDNS0を無効にすると、additionalセクションを含まない506octetのレスポンスを返す。 具体的にはこのような内容。

結果


ここではdnsperfによるスループットの計測結果を示していますが、あくまで、たまたまかき集められた機材で構築した環境で計測した一例の数値であり、必ずしもそれぞれの実装の性能をフルに発揮できていないかもしれないことをご承知置き下さい。
また、今回はclosedな実験環境を作るため、計測対象のauthoritativeサーバでrootゾーンもサービスしており、一般的な運用形態とは差異があります。本来は計測対象のauthoritativeサーバとは別のサーバでrootゾーンをサービスすべきですが、手配できた機材の都合で、このようなシステム構成となっています。もしかすると、応答パケットの内容には、このことが影響を与えている可能性もあることをご留意下さい。
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